2017年9月17日日曜日

QST October Issue

2-3日前に手元に届いたQSTはWSJT-Xの解説が2部構成で掲載されていました。 Joe Taylerは45年ほど昔にQSTで「世界中の時計を同期させて、狭帯域フィルタを作って、、、SNRより下の信号だって再生できる」と言っていたEME enthusiastだと思いますが、「そもそも、そんな周波数安定精度をどうやって?」等と「戯けた事をいうひとだな」と思って、それでも記事を読んだ覚えがあります。 片やノーベル賞受賞物理学者、片や唯の退職サラリーマン、とその時からの差がついてしまっていますね。
余談は、ともかくとしてWSJT-Xも rc-1からrc-2になって、FT8の受信性能が改善され-21dB位までは交信可能になって、結構DXにも使えるようになったように思います。 JT65/JT9だと-25dB位でも交信可能でしたが、一回の送信が60sでは、やはりかなりシンドイです(1QSOが 5min)。 これに比べFT8では一回の送信が15sなので、バンドの状況を見回す時間も1QSOの時間も少なくて済むので、DXを追いかけるのにはうってつけです。  最初の頃FT8の受信感度が上がらず-15dB程度だった所為か、結構なハイパワーで出ている局が多いのは気になります(レポート交換が+08とか+10とかで行われている)。  また、FT8ではAuto Seqという事が出来て、相手から返ってくると、その後のシーケンスを自動でやってくれますが、シーケンスの途中でQRMやQSBで取れなくなると、同じところを何度も繰り返してしまいます。 特に、相手局の"RRR"のメッセージのところ辺りで、同じ周波数で次の局が呼ぶと、こちらからの"'73"のシーケンスが取れなくて何度も"RRR"を繰り返してしまいます。 このタイミングで呼ぶ場合には絶対にゼロインしないで、5-10Hzずらして呼ぶようにして欲しいものですー時間の無駄です。 私は上か下かにずらして呼んでいます。

6月にFlex6300ユーザーの大山さん、AI7HU(San Joseか何処かから自作のMLA-室内-でOn Air)とJT65で交信しましたが、当方が-19dB、彼が-24dBで夫々、Flex6300、Flex6500で60-70W程度の出力でしたので、JT65はかなり弱い信号でも交信可能だと思われます。
最も、弱い信号でも拾える、という話と近隣のQRMとは別の話で、40mのEUは、まともにゼロインでは殆ど取れませんね。 最近は少しずらして呼ぶようにしていますが、それでも中々大変です。
 
直接関係はありませんが、Part 1の最後のページの下の方に New Porducts "SmartSDR Version 2.0 from FlexRadio Systems"がありました。

p.30 Work the World with WSJT-X, Part 1; Operation Capbilities
p.45 Understanding Propagation with JT65, JT9, and FT8


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