2008年8月30日土曜日

JBoss Seam テクニカルセミナー

28日にRedHat主催で,首記のセミナーが行われました。 100人の定員に対してほぼ満席でしたので、Seamファンの私としても、大変心強い思いがしました。 セミナー終了後のRedHat主催の懇親会で、何と私としては珍しく、「マスタリングJavaEE5」が当たってしまいました。 執筆者の斉藤さんのサインも貰っちゃった。 (書店で立ち読みした事はあったのですが、値段が高かった、分厚かった、字が細かくて読むのが辛かった為に、買うのをためらっていたのでした)。 ラッキー!!

セミナーの内容は、私にとって特に新しい物はありませんでしたが、 Seamを使う人が増えてjjbug-seamのMLに多くの方が参加して、オープンなサポート体制が充実してくれたら嬉しい限りです。 (木村さんがjjbug-seamに積極的に参加してくれそうなので、このMLの活性化が期待されます。)

その後は例によってJJBugの2次会でした。 皆本さんに「何故Seamなの? PHPでもいいのでは?」という質問を頂き、ハタと考えたのです、何故Seam?
 1)元々は市場調査などの営業分析データをExcelで処理していたのですが、その都度の入力は無駄なので、個人的にDB作ってデータを管理していました。
 2)Excelだけでは処理しきれないこともあり、ODBCとExcelで処理をしていました。(どっぷり浸かっていると、これはこれで住み心地の良い環境なのですが、不定期に使うことになるので、データの管理とかインターフェースを思い出すのに時間が係るとか、営業が片手間でデータ管理している、特有の問題を抱えていました)
 3)これを解決するのに、当然PHPが最初に、、、(これはもう10年以上前のPHP3の時代なので、今とは状況は違うと思いますが、、、)。 SQLを作って動作を確認して、これをPHPで表示させるコードを作って、、、、。 「こんな機能も、あんな機能も、、と付け焼き刃的に」機能を増やしていったために、ちょっと管理しきれなくなって、ここでストップ。 (インタープリター型の言語なので、履歴管理がちゃんとしていないと、結構面倒だった)
 4)その後、StrutsとかSpringとかモジュールを作ったら、それを拡張して使えるように出来ないだろうか(仕事上は、結構、対象とするデータは異なるが、分析パターンは同じという分析処理が多いのでこの様な発想になる)、いろいろ試行錯誤しているうちにSeamにたどり着いたのでした。 幸いにも(不幸にも?)R&Rは、まだ無かったんですね。
 5)昨年までははSeam-genを使ったCRUDアプリを作っては、その可能性を感じていましたが、実の所、「ここから先は、どうしたら良いのか?」がよく分からなくて足踏みしていました。 Seam-In-Actionのドラフトを読み、ここら辺がやっと解決されていきましたので、少しづつですが、自分が描いているような物が作れるようになってきたように思います(まだ、道半ばですが、、、)

 番外)SpringでDIやAOPを知り、その頃ちょうどSAPのバージョンアップとSOX404の導入・実装(?)を主導していたので、ここでも、JBoss・Seamにより将来性を感じたのでした(jBPMを使えば、殆どSOX404はシステムに実装できると思います。勿論ユーザ管理とか、人的な部分は残りますが)。 実際、既存のSAPで全てのログを取って、データの入力者を検証するとか、入力の誤りがないことを確認するとか、SOX404の要求を満足させようとしたら、毎月何百ページのログを呼んで、確認して、認証する、アホな仕事が発生してしまうのですよ。 これを2年もやらされたのでした。

結論から言えば,「特にJBoss/Seamである必要はなかった」 「ただ、その時のめぐり合わせでSeamに魅力を感じた」だけなのです。 営業分析データですから、ミッションクリティカルではないし、EJB3である必要は無いのですが,,,。 スピードさえ問題なければ、システムの機能がToo much でも問題は無いので,,,。

2008年8月8日金曜日

Project BlackBox UnderGround

テレビ東京のWBSで紹介していたサンマイクロの地底データセンタープロジェクトに興味があったので、問い合わせて担当責任者の方と面会、お話を聞くことが出来ました。
データセンターの電力消費の40%近くが冷却に費やされているのは衆知の事実ですが、データセンターが都心にあり、電力の送電ロスが30%近くもあるといわれているという現実を考えると、「何故データセンターが都心に無ければいけないの?」という疑問は、これだけネットワークが発達した日本では素人でも疑問に思う所です。 
色々お話を聞いていると、「消費電力を削減するー>水冷を活かせる場所(BlackBoxを商売上有利に活用できる)。発電場所に近い所ー>送電ロスの分だけ、電力会社に価格を下げるよう交渉できる?」等を目玉に考えてられており、「グリーンIT」でお役所の後ろ盾も貰っているようでした。 ちょっと疑問だったのは、「発電場所に近い」が本当にメリットになるのだろうか?ということです。 何百キロも離れた東京は論外ですが、発電所の近くは、「その発電所が停止したときのバックアップが十分か? 変電設備を特注で作る必要が出て来て、却って設備が高くつかないか?」等門外漢としては?? 電力供給もネットワーク化されており、多様な電力ソースからの供給が可能で、且つ送電ロスが最小で済む所、という視点で見ないと、却って脆弱性が高くなるような気がします。 また、二酸化炭素排出から見れば、消費電力の大きいデータセンターは原発の近くが良いのでしょうが、これも、原発が事故で止まった場合はどうするか?を考えると問題があるのかもしれません。
また、地底というのは、温度が下がった状態を維持できれば良いですが、一旦内部の温度が上がってしまうと、今度はこの排熱をどうするのでしょうか? その点では両刃の剣のような気もします。 (セキュリティ対策としては良いのでしょうが、冷却としては問題がありそう)
おもしろい、新しいアプローチでBlackBoxも20フィートコンテナでモジュール化されており、かなり効率的にデータセンターの構築が可能であることは確かですが、周辺技術を考えると、色々難しい問題がありそうです。

「グリーンIT」が、一極集中を地方分散に方向転換させるための、大きな枠組みを与えるような物になれば、これは地方にとって大変良いことですが、地方がこれに気づいていない(そもそも、このような地域起こしに知識が無い)事も問題です。

php のインストールの確認

phpって最初のfacebook書くときに使われたみたいで、それなりに歴史のある言語で、私も2006年位から使っていますが、CLIで使う事はあまり無いので、apacheとの連携のトラブル(mod_phpのバージョンの齟齬)などは気になりますが、拡張モジュールのインストールの問題に...