2018年3月29日木曜日

OCFにしたらIが出る!

80mだけOCFにしてインピーダンスを上げて、SWRを下げ、使用できるバンド幅も広がったのですが、何故かクランクアップタワーのコントローラーがビービーとビープ音を出すようになり?? 
Common Mode 対策にパッチンコアが5個とバランが入っていますが、どうも、OCFにしてこれでは足りなくなったようです。 80mだけIが出る!というのは初体験(想定外)ですが、周波数が低いので、パッチンコアの数がどうも足りないようです。 アマゾンで20個購入して、取り付けてみましたが、効果絶大で嘘のように問題がなくなりました。 それと、ノイズレベルが5dBほど下がったような気がします。 気の所為かな? 

使用したフェライトの特性が分からないので、正確なところはわかりませんが、A Ham's Guide to RFI, Ferrites, Baluns and Audio Interfacing  によれば#31のコア20個で3.5Mhzで凡そ1KΩ、40個で2KΩ位になるようです(思ったより小さいですね)。

 今のところ、25個並べていますが、40個にしたら何か良いことがあるだろうか? 
OCFにするときはcommon mode対策も同時に強化する必要があるようです。

2018年3月23日金曜日

Inverted Uの80m SWRを下げる(実装編)

EZNECの計算上80mのSWRは下がる筈で、80mのエレメントを弄るだけで、他のバンドには影響しない、という結果に気を良くして実装してみることにしました。 
取り敢えず、計算から片方を8.95m、もう一方を2mで長い方のエレメントを切り詰めて調整してゆくことにしました。しかし、左が変更する前の状態で、2番目が2m固定で長いエレメントを追い込んでいった時の状態ですが、全くSWRが下がる様子もないので、取り敢えず短い方のエレメントを元の5.29mに戻してみました。 
すると当然ですが、共振周波数が80m帯の下の方になりますが、共振点のSWRは 1:1.5程度になっています。 「うん? これは左右のエレメントの長さの比がオカシイ」と気が付き、SWRが最小になる(バンド外でも)時の状態(778cm,529cmの組み合わせ)から、左右同じだけ切り詰めて、再度挑戦することにしました。 
で、左の図のように、6.57m/3.58mで最終的に納得のゆくレベルに持ってゆくことが出来ました。 




この時、EZNECで出てきた5Mhz近辺の共振点は出てきませんでした。また、80mのSWRは下図のようになり、バンド幅が大幅に広がり、SWRも低く抑えることが出来ています。 また、40/30mのSWRには影響はありませんでした。

OCFとかWindomとか言われているアンテナは、アマチュアバンドが高調波にあることから、一本のアンテナでマルチバンドに対応できる方法として使われていますが、SWRを低く抑えるのにも使えそうです。

2018年3月20日火曜日

Inverted Uの80mでのSWRを下げる

ほぼ安定して使えるようになると、なんか気に入らないところが出てきて弄りたくなるのは悪い?性分です。 で、「トラップダイポールなのだから、先端の80m用のエレメントの長さを変えても30/40mには影響ないだろうし、それであれば80mだけOCFにして、80mの給電インピーダンスを上げることが出来るのでは?」と思いつき、早速EZNECでシミュレーションしてみました。 すると、確かに80m用のエレメントを動かしても30/40mには影響が無いようなので、80mのエレメントを1m/2m/3m/4mとずらしてみました。 
元のSWR

結果、確かに給電インピーダンスが上がり、SWRが下がります。 また、80mの中心周波数も少し動いています。
 4-5Mhzになんか鋭いディップが出るので、気色悪いですが、確かに80m帯のSWRを下げることは出来るようです。
 

2mずらす
そこで、「4mずらす」で、長いエレメントを調整して、中心周波数を合わせて、各バンドのSWRを細かく見てゆくことにしました。

3mずらす
  
4mずらす
80mのエレメントの長い方を切り詰めてゆき、9mと1.9mという設定で80mの中心周波数が期待するところに来たので、その時の各バンドのSWRを詳細に確認してみましたところ、実にピンポーン!状態。 これで、80mバンドでもSWRが1:2.0位のところで使えるようになりそうです。 

確認のために、元のダイポールとの比較でパターンを見ると、絶対ゲインでは1.4dB程下がっていますが、打ち上げ角は65°から55°に少し低くなっています。 ゲインが30%下がって打ち上げ角が10°下がる、ってどっちが得? というより、SWRが下がることの方が大きい? うーん、ここいら良く分からん!
 下のSWRのグラフから、80m帯では3.50~3.59MhzがSWR 1:3.0の範囲に収まることになり、また40mでは6.99~7.25MhzがSWR 1:3.0の範囲に収まることになりATUの守備範囲としてはかなり楽になると期待されます。

こうなれば、実験するしかない!というわけで天候の回復が期待できる金曜日にでも、、、、。

さー、大切な銅線のごみを最小にする実装方法を考えねば、、、。 

行き当たりばったりで去年の今頃から30m、30/40m, 30/40/80mと継ぎ足し継ぎ足しでやってきましたが、最初から色々なシミュレーションをしてから、実装していれば、無駄は出なかったのでしょうけどねー。 計画性が無いというか、、、。

OCFのパターン
元のダイポールのパターン







  











EZNEC が立ち上がらない!

同軸Cも先端に15φのポリエチ丸棒を被せることにより、安定に動作することが確認できて、「これで一応完成、、、」と思っていましたが、3.5MhzのSWRがどうしても気に入らない。 「何とかSWRを下げる方法は?」と思案していましたが、「3.5Mhz帯だけOCFになればインピーダンスが上がるジャン。 他のバンドに影響なければ、これでいけるんでは?」と早速EZNECでシミュレーション。 
と、思ったらEZNECが左の初歩的エラーを出して立ち上がらない! 関連ファイルを消して再インストールしてもダメ。 Windows Insider Preview を入れてみたときにDAXドライバがおかしくなるので元に戻した際、OneDriveのリンクがおかしくなったようで、いくつか立ち上がらないプログラムがあってOneDriveの修復をしましたたが、やはりダメ。 で、AppDataの下のEZNEC関連のファイルの消せるものを消して(一部消せないものがあるのでスキップ)再インストールするとやっと使えるようになりました。

インストールされているアプリが多いので、冒険をすると酷い目に合うのですが、何故か良く言えばチャレンジ精神というか、凝りもせずに同じことを繰り返しています。

で、これから当初目的の3.5Mhz帯のOCF化のシミュレーション、、、。

2018年3月14日水曜日

Inverted U 40mの広帯域化

7MhzのトラップをHigh L/Low Cにすると7Mhzの使用可能帯域が広がるEZNECのシミュレーションに刺激され、早速アルミ線を買ってきてコイルを巻いた。 Keisan WEBで計算すると104φで20回で17-18μHになりそうなので、20回巻いてLCRメータで測ってみると23μH程あった(香田定数なるものが良くわかってない)ので、17-18μHになるところをLCRメータで探っていって、引き出し線の分だけ余分にとって、カット! あ、巻き方向を間違って、多めが、少なめに!! (2度目の過ち!!) やむを得ないので、固定Cは諦め8D2Vで同軸Cを作って使用することに変更。 
GDMでディップを探る時、同軸Cでは極めて強くディップするのですが、固定C(の直列)だと酷く密結合してもディップが小さく分かりにくいのも、同軸Cを使っている理由ですが、これってQが高い!という事なので、その所為で同軸Cの末端が放電するのかもしれません。
同軸Cの末端処理は、15φのポリエチ丸棒の切れ端(45mm長)に8Dの心線PEの直径位の穴を2cm程掘り、そこに芯線を突っ込み、シールド外被は10mm程更にまくって、外被の上に寝かせ、全体を防水のためにビニールテープ、自己融着テープで巻いてみました(朝、目が覚めた時に急に思いついたので、うまく行くのか否かは定かではありませんが、少なくとも芯線の先端から外被シールドなどまでは30mm以上あり、殆どPEに覆われた状態なので、放電はしないだろうと、信じています)。

7Mhzのトラップが変わったために、3.5Mhzのエレメント長が大きく違って最終的に左の様な寸法になりました。 3.5Mhzのエレメント長が大幅に変更になり、また、比例計算ですんなりゆかなかったために、6回程微調整をし、数cmから、10cm単位で切り詰める必要がありました。
右は、当初のAA-54のSWR値ですが、10Mhz以外は全部下にずっています(EZNECの計算上、7Mhzのエレメント長が215cmとなっていたので、それに合わせたために7Mhzも下にずってしまいましたが、元々の171cmに戻して、正常の範囲に収まったので、専ら3.5Mhzの調整に時間を費やしました。)
10Mhz帯は何の影響もないので、手を加えていません。


左と下は、最終調整後の3.5Mhz帯と7Mhz帯のSWRですが、確かに7Mhz帯のSWR1:3の帯域が6980-7157Khz(177Khz)と、期待したように広くなってます(あまり、Low bandのPhに興味が無いので、中心周波数を低めにしています)。 また、2週間ほど前の計測では3.5Mhz帯は3474-3578Khz (104Khz)であったのが、3494-3572Khz(78Khz)と狭くなっています。 ま、シャンメー、、、。

>EZNECの計算値と実際の7Mhz用のエレメント長が一致しないのでおかしく思っていましたが、計算値215cm,実際値171cmで差の44cmは同軸C30cmと引き出し線15cmにほぼ一致しますので、同軸Cの7Mhz用のエレメントに繋がっている方の同軸がエレメントの一部として組み込まれているものと想像できます。 これだと、同軸の解放端は最大電圧の所に位置することになるので、末端処理には十分配慮する必要があることも納得できます(特に長い同軸Cはエレメントとしても機能してしまうので、問題が多いかもしれません)。

2018年3月12日月曜日

80m 96wkdまで来たけど、、、

すっかり春めいた天気になって、コンディションも春! 80mでは朝方のEuがあまり聞こえなくなってきました。 XR0YD, H40YM, A65DR, 3C3Wと調子よくきて、最近は9M0、XX9, JTと近場ばかりで、そろそろ80mも店じまいですかね、、、。 
ということで、'70年代のcfmしようのないwkdを除いた状態で現在96wkdになり、どうも春までに5BDXCC完成!という目標は厳しい状態です。 OE, IS, LX, G, GM, GI, RA2等EUを大量に取りこぼしているので、どうも、今年の秋以降までずれ込むことになりそうですが、KH0, KH2, 9M2, 9M6等近場も残っているので、どこかのコンテストで完成させることが出来るかもしれません。 ま、気楽にのんびり、、、。

P5は雑魚になるかな?



2018年3月10日土曜日

30-40-80m インバーテッドUの新しいデザイン(暫定)

7Mhz用のトラップのLC比を変更すると7Mhzで使用できるバンド幅が広がりそうなので、EZNECで計算し直し、最終的に左の様な寸法を得た。 また、その時のトラップは、
右のようで、7Mhz用は11μH、50pFとすることにした。 この時シミュレーションで夫々のバンドのSWRは下のようになった。 来週末には実装実験が出来ると思う。
 同軸トラップの実験から始まったために、LCの比率を弄るところにシミュレーションの時点で気が付かなかったのは不覚でした。 お陰で使いもしないコイルや、セラミックコンデンサが大量に発生してしまいました。 反省、、、、。


30-40-80m Inverted Uの40mのバンド幅

10D2Wでトラップ用のCを作って頂いて、同軸Cが放電して使えなくなることは無くなったようですが、40mの使用できる帯域(SWR < 1:3.0)が70Khz位しかなく、何とかできないのだろうか?と色々思案していました。 また、同軸Cは放電するはずはないのに?とこちらも疑問。 で、トラップのQが高すぎるのでは?と当然思うわけですが、Qを下げるのには? 抵抗入れる? LC比を変える? と考えているうちに、LC比を変えたシミュレーションをしてみることにしました。
EZNECで左の様なデザインで7Mhz用のトラップだけ、共振周波数を6.5Mhzに固定して、いくつかのLC比率でバンド幅だけを比べてみました(その都度中心周波数が動きますが、ここでは無視)。
Cを150pfから、10pfまで動かして、LC比率を変えてみると
左のように、どうもLを大きくしてゆくと7Mhzのバンド幅が広がってゆくようです。現在130pF程度で70Khz幅ですので、凡その整合性はありそうです。 

10pf, 60μH
 これでゆけば、50pF/12μHの組み合わせで概ね7Mhzをカバーできそうです。 また、12μHであれば、作り直さなければなりませんが、今のコイルの仕様で13回巻き位で済みそうですので、実現可能かと思います。 また、アルミ線注文して、来週実験してみることにします。

25pf,24μH
25pf, 24μH
左は、夫々の7Mhz付近のSWRのシミュレーション。エレメント長を変えていないので、Cの容量を増やすと、7Mhz付近の共振周波数が下がってゆきます。 
50pf, 12μH
50pf 12μH

また、右は3Mhz-11Mhzの夫々のSWR値。Lが増えると3.5Mhz帯の共振周波数が下がってゆきます。 全体が大幅に狂わない事の確認のために、
100pf 6μH
100pf, 6μH
都度確認しました。





150pf 4μH

15opf, 4μH
















2018年3月7日水曜日

3C3W on 80m CW

いつも通り80m,30mのFT8で仕掛け(JTAlerm)をして、ボーとしてLogger32のBand mapを見ていると3C3Wが80mの下の方に出ていました。 聞いてみると弱ーい。 で、FT8の方では5X8Cが出ている! で、5Xの方を呼んでみると、すんなり返って来ましたが、、、通常のQSO modeでは無い様で、次から次へ信号強度を送っている! ま、出来たか出来ていないか良くわかりませんが、一応Logをアップ。 で、3C3Wの方に戻ってみると、「おー、すっきり聞こえる。でも、また凄いパイル」でJAとやってくれているので、ちょっと呼んでみることに、、、。  これも、どうもQSOした局の信号の様な形跡の近くで呼んでみたら、あっさり返って来ました。
今日はなんかLucky!


2018年3月4日日曜日

トラップコイルの基礎実験

WEBでその都度コイルの巻き数、直径、ピッチとインダクタンスの計算サイトで容量を求めて作成していましたが、一度作ってしまったコイルのインダクタンスはどの位まで変化させることが出来るのか、少し調整のためのデータを取ってみました。 インダクタンスの測定は秋月で買ったLCR40を使いました。 精度1.5%とありますが??
手前から線間14mm/12mm/8mmのピッチのコイル
ポリエチ棒、アルミ線、結束バンドの状態
 コイルは100φのアクリルパイプに巻き付けたものを使い、硬質ポリエチレン丸棒に所定の間隔で4mmのアルミ線を保持できるよう、半田ごてで窪みを付けたものとアルミ線のコイルを結束バンドで固定して、ピッチを一定に保持するようにしました。
これで、一本のコイルを14mmピッチ、12mmピッチ、10mmピッチ、8mmピッチに変化させて夫々のインダクタンスを測ってみました。 6.5t、100φ、で下のように、3.8μHから5.4μH位まで変化することが確認できました。
4mmのアルミ線を使用しているので、8mmピッチが作業上は限界だと思います。  当初は、結束バンドで縛る前にポリエチレン用の接着剤をアルミ線とポリエチレンの間に処理していましたが、接着力が小さくあまり意味が無いので、接着剤を使用する必要はありませんでした。 
また、硬質ポリエチレン丸棒は5φ位の物が良いと思います。 5φと4φの物が入手できたので、両方使用してみましたが、4φではちょっと弱くて、大きなスペースを保持しようとすると難しいかもしれません。

硬質ポリエチレン(HDPE)は屋外のポリバケツなどに多用されていますので、それなりの耐候性はあると思います(紫外線劣化には要注意)。 また、70~80度位の温度で変形するので、加工が楽で環境にも優しく、価格も安価なので、利用価値は高いと思います。 (高周波特性絶縁性等の電気特性は、同軸の芯線の絶縁に使われているので、問題は無いでしょう)

2018年3月2日金曜日

もう春ですかね?

今朝は80mのEUがほとんど聞こえていませんでした。 ここ2-3日EUの入感局数が激減したような気がします。 で、00Z位に10mのFT8でZP4KFXが出ていて、50wくらいで+05を貰いました。
うー、もう春のコンディションかな? 
まだ、5BDXCCまでに80mで15c位必要なんですけど、年末までずれ込んでしまうかな、5BDXCC完成は、、、。 9M2,CX,H44(VR1),JT,KH0,KH2,YV,ZFの'73以前のQSOがcfm出来ていないのが痛い!(これがコンファーム出来ていれば完成!ということですが、、)


php のインストールの確認

phpって最初のfacebook書くときに使われたみたいで、それなりに歴史のある言語で、私も2006年位から使っていますが、CLIで使う事はあまり無いので、apacheとの連携のトラブル(mod_phpのバージョンの齟齬)などは気になりますが、拡張モジュールのインストールの問題に...