2019年2月26日火曜日

FT8のdB表示(SNR)

FT8でのDXが結構普及してきて、信号強度の交換は自動でやってくれるので、-XXdBというのをあまり気にしていない人も居るかと思いますが、やはりー(マイナス)って付くと気になります。 また、コンディションを予測する場合、どの位の信号レベルであればCWでの交信も可能かの判断の材料としても、これが意味することを理解することは重要だと思います。
そこで備忘録としてSNRの話。
1) JT65/JT9/FT8 ではバンド幅2500Hzの時のノイズ強度をNoise Floorとしている。
2) JT65/JT8/FT8は夫々バンド幅が1)の数百分の1なので、このNoise Floor以下の信号強度の信号でも復調できる。
3) これらのモードでの信号強度はこのNoise Floorから何dB下か(上か)で示されている。

実際にFlex6500のCWモードで帯域幅を変えて、その時のノイズの信号強度(dBm)を測ってみました。 28Mhz,14Mhz帯で30/40/80mのダイポールを繋いで測ってみた結果が、左のようになりました。 帯域幅が半分になるとノイズレベルが概ね3dB下がっているようです。
JT65,JT9,FT8夫々の帯域幅は右のようになっていますので、 非常に弱い信号でも十分に復調できることが納得できますし、2500Hz幅の時のノイズレベルを0dBとして、帯域幅半分毎に3dBノイズレベルが下がるとすれば、5Hz幅の時のノイズレベルは-27dBですので、-24dBと表示される信号も復調は可能なはずですよね(3dB信号がノイズの上にある)。 現実にはFT8では-20dBを下回ると復調が難しい経験がありますので、ノイズとの差は6dB位は必要なのだろうと、想像されます。  左のノイズ強度の値から推定すると、FT8で-133dBm位の信号強度があれば復調できるものと、推測されます。 また、帯域幅から、FT8で-10dB程度の信号で入館していれば、50~100Hzのフィルタを噛ましてCW通信も可能ではないかと計算できそうです。
とここまで来て、Flex6500のパナアダプタで表示されているノイズレベルって、帯域幅どの位で測っているのかが気になったので、ちょっと実験。
左のように目一杯広い幅でパナアダプタを使っている場合、3Khz程度の帯域幅で見ているようですが、
下のように通常使うようなバンド幅でパナアダプタをづ挿させている場合は50Hz(或いはそれ以下)で見ているようです。







なお、SNR表示につてTARPの文献がありますのでそちらも参照してください。 私間違っているかも、、、。
 

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