2018年4月14日土曜日

Voltage Balun vs Current Balun

今まで使っていたW2DUのVoltage Balunをcurrent balunに置き換えてみましたが、どうもCommon modeでInterfereが出て、取り切れません。 結局、元のVoltage Balunに戻しましたが、80mはOCFになっているので、current balunで結果を出そうとすると、もう少し大きなインダクタンスが必要なようです。
物の本にはcurrent balunの方が両側へ均等に電流を送るのでアンテナパターン等が良好になるとありますが、元々エレメントの引き回しも普通じゃないし、電流の腹に給電点があるわけでもないので、Voltage Balunの後にパッチンコアでcurrent balunを足してやるほうが良好なようです。
折角ちょっと実験をしたので、その結果;
物の本によるとcommon mode noiseを抑えるのには5KΩ位以上のインピーダンスが必要とあるので、FB-73-2401を100個位入れれば80mでも期待できるのかもしれませんが、60cm位の棒のようになってしまうので、収まりもよくありません。 #31のトロイダルコアを4つ位重ねて、同軸を何回か巻き付けるのは有りかもしれません。 今回実験したものでは何れも不足している結果でした(3.5Mhzで5KΩだと230μH必要な計算になります)。

 左上は、手元に遊んでいたFT-2433つ重ねにRG-58/uを9回巻いた(W1JR巻きにしています)current balun(4枚重ねで目的のインダクタンスは達成できそうですが、、、)。
 左はRG-142にフェライトビーズを50個通したCurrent balun。50個でほぼ30cmになるので、些か収まりの悪いことになってしまいます。 塩ビパイプVU50とキャップを買ってきて、収納していますが、中はスカスカ、、、。  低い周波数でも、common mode noiseを抑えるためには、それなりのコア材質が必要になりますので、コアの選択に注意する必要がありますね。


Voltage BalunとCurrent Balun(Choke Balun)の違いは、、

下のように説明されていますが、製品としては1:1の時はトライファイラー巻きにして、下のような構造になっているようです。  

















附)コモンモード雑音についての参考資料


2 件のコメント:

JH2AHZ さんのコメント...

W1JR巻きは試されましたか?
FT240#43を2枚重ねしてW1JR巻きすれば、3.5MHzで5KΩをクリアできると
思いますが。

YamadaTs さんのコメント...

本文に記載していませんでしたが、FT243ではW1JR巻きにしています。
末端の処理方向の関係で、ほとんど無条件にこの巻き方で処理しているので敢えて記載していませんでした。 従って、インダクタンスの値はW1JR巻きでの値です。

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