市販の銅パイプの色々な組み合わせで容量を増やすことを検討したが、思うようにゆかず、外側をパイプでは無く銅の薄板で作ったらどうだろうか?検討してみました。
取り敢えずは、手元にある15.88φのパイプに寺岡製作所の50μのカプトンテープ20mm幅を張り付けてみました。 左写真の横方向にテープを10mmの重なりで張ってゆきますが、今回は皴を発生させることなくきれいに張ることが出来ました。 また、カプトンのアンバー色が1重、2重、3重とかなりはっきり違う為、張り付け処理は結構スムースに思い通りに出来ました。
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右の写真は、左3本は3重に重ねたもの、右3本は2重に重ねたものですが、遠目にもかなりはっきり違いが判ります。
次に、外側の導体ですが0.1mm厚の銅板があったので、それを必要な寸法に切って出来上がった内側のパイプに巻き付けて、「出来るだけ密着して、且つ内側のパイプが動くような」巻き径にして、セロテープで固定し、接続用の銅テープを巻き付けて接合部分を半田付けしてみました。
結果15.88φ 11cm の場合1本当り10pF~200pF程度になり、ほぼ必要な容量(20pF~600pF)が確保できるものが出来ることが確認できました。 カプトン自身の表面強度やすべり性から、あまり、潤滑剤ですべりが良くなることは期待していませんでしたが、実験してみました。
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->結果、5-56ではカプトン裏面の粘着剤(シリコーン系)が全く接着力を失ってしまうために、少なくとも5-56は使えませんでした。 またすべり性の向上もありませんでした。 外側のパイプを作るときに細心の注意をする必要があります(ゆるく作ると容量が減り、キチキチに作ると容量は増えるが、内側パイプの出し入れに力が必要)。
5-56って剥がれにくい粘着剤の除去に使えるのかも?
手持ちアクリル材料の関係で、15.88φのパイプ(内側が16.??φ、外側が18~19φ)の組み合わせ(パイプの可変距離が11cm程度)が中心で、実験してみましたが、「どうせ外側のパイプは銅板で自作なら、内側のパイプをもっと太くすれば表面積をとれて小型化が図れるのでは?」ということで、19.05φのパイプで計算してみると、6cm位の出し入れで10pF~250pF位まで行けそうなので、実際に作ってみました。
結果、69pF~550pFというものが出来ました。
外側のパイプを銅板で作る方法が有効であることは確認でき、必要な移動距離も60mm程度で小型化出来る事は確認できましたが、パイプの出し入れに力が掛かるので、パイプを固定する支持板(アクリル)に十分な強度で夫々のパイプを接着できるか強度の確認が必要になりました。 後は、外側パイプのエッジが鋭いので、放電のリスクも高まるのかも、、、 耐圧試験も早急にしないといけません。
銅パイプの山とアクリル板の山が出来そうです。
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5-56って剥がれにくい粘着剤の除去に使えるのかも?
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結果、69pF~550pFというものが出来ました。
銅パイプの山とアクリル板の山が出来そうです。
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