SDR技術友の会の大山氏の手伝いをすることで、出店者として参加することになっていましたが、途中からFlexRadioの代理店契約を取り付けた「ラジオパーツジャパン」のビジネス出店のお手伝いをすることになり、土曜日一日と日曜日午後はRPJ、日曜日午前中はSDR友の会のお手伝い、という事になりました。 ま、あまり積極的に呼び込みしたり、声を掛けたりする性格ではない(歌舞伎町で客引きしても捕まらない?というより役に立たない)ので、どれだけ手伝いになったのか大いに疑問ですが、個人的にはJA2の昔の人たちにお会いしたり、毎年会場でお会いしている望月さんや、丸尾さんとお話ししたり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
FlexRadioのCOO (Matt Youngblood,創始者の息子)と2日間を過ごし、色々注文付けたり、会社の方向性を少し聞き出したのは大いなる収穫でした。 Mattはかなり刺激され、「来年はFRSとして出店する(独立のブースを出す)から、手伝ってくれ」と言って帰りましたので、 来年はもっと多くのFRSを見ることができると思います。
FRS-Mattとの話;
Remote stationの需要に応える品ぞろえ(PowerGenious, AntennaGenious, RotorGenious, XXGenious)を開発中なので、来年にはremote station用のTotal solutionの一部を紹介できると思う。 また、Remote stationのためのSolutionはFRSのFirst Priority。
HamFairでの私の感想;
SDRはドングルや、色々なキットで受信機としては多くのユーザが居て、かなりの知見と経験を持っておられる方が多いように思われましたが、送信機もデジタルソリューションで、となるとIC7300/IC7610/AnanやFlexなどの市販品となり、ユーザもあまり多い様に感じられませんでした(Chinaの方がFlex6300のユーザだ、と言って居られましたが、Chinaも高給取りは日本人以上にもらっていますからね!)。 IC7300のパフォーマンスに対するクレームも結構聞かれましたが、Icomは戦略的に敢えて性能を落としているようなので、IC7300をSDRの性能だと勘違いして欲しくないと思います。 また、IC7610も、どうもその上の機種のためにBestを出し切ってはいない様です。 そういう意味ではFlexは社内競合が無いので最初からBest of Bestで頑張っている(まだDSPには改善余地があると思いますが)様に思います。
SDRよりもremote 接続についての質問や興味が思ったより多かったように思いました。USでは近隣からのクレームで大きなアンテナが揚げられず、remote shackを考えている人が多いように思ってましたが、日本でも同じ状況なのでしょうかね? remote stationは機器の制御よりも安全の確保の方に重点が置かれるべきだと思ってますので、まだ道のりは長いように思います。
JA2の昔のローカルの方々やその他の方々からFlexの受信性能についての質問が結構ありました(特にIC7810?などとの比較)が、比べる環境にはないので回答できませんでした。 IC7300/IC760とFlex6500の経験を持っておられる望月さんの話をお伝えする程度のことしかできていませんでした。 特にLowバンドの性能はJPA局が言っていたように実際に自分のところで使ってみないと分からないのがほんとのところでしょうね。 誰か、生き仏になってみては? は、冗談ですが、興味のある方は、Lowバンドではありませんが最近のペディションの録音を
Youtubeに置いていますので、参考にしてみてください。
金曜日夕方の準備風景。
物がモノなので、梱包材のごみが多い
右下は土曜日朝8時頃の会場入り口前!
出店者は8時半に入場できますが、8時ころには既に入場券の販売所前に列が出来ていました。 「流石、お宅の集まり!」とはうちの嫁さんの言。 ついでに、「そんなお宅の男性がよく結婚できるわね? 今頃奥さん達は選択を後悔しているんじゃない」だと、、、。
今年は会場がいつもの所と違った為が、通路幅が広く、例年に比べて多いのか少ないのか?? 特に、中央入り口から右がビジネスブース、左がクラブブースト分かれていたので、全体としての流れがいつもとは違ったようです。
FlexRadioの代理店契約を取った大阪の「ラジオパーツジャパン」。 ブースの右端にMaestroと6400Mを展示して、夫々USの局に繋いでremote controlの実演をしていました。 Letencyが300~500ms位でしたが、ダイヤル回して「少し遅れるかな?」と感じることが時々ありましたが、ほとんど違和感がありませんでした。 勿論、送信もすることはできますが、送信の実演はしていません。
右端に置いていたために、隣のブースのかなりの部分を塞いでしまうようなことがあり、お隣さんには大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
右は RPJのFlexの展示を覗き込む人たち。
関西商法で、スペースのわりに展示品が多く、一度に多くの人に触ってみていただくことが難しかったのは残念でした。 来年は、もっと多くの専用スペースでゆっくり感じていただけるようにしていただきたいです。
今年の展示は、SDR技術友の会もRPJのFlexもremote
接続だった所為か、remote局についての関心が高いことに驚かされました。 私も会社からでもPedition取りたい、と思ってましたが、最近は会社人生終わってしまったので、個人的にはそのようなニーズが無くなってしまいました。
SDR技術友の会のブース。
今年は大山さんの自宅の6300とMaestro,私の自宅の6500とWindows10のSmartSDRの2台をWiFi routerで接続して v.2.0 で可能となった remote接続についての展示と説明を行いました。 「これって、幾らで出来るの?」って質問は「あちらに代理店がありますので、価格はそちらで、、」と営業転送。
私の6500は電源が入れっぱなしなのですが、この2日間まったくトラブルなく接続ができ、素晴らしく安定しいました。 RPJは会場で高いお金を払ってInternet接続のlineを契約したようですが、UPnP接続が禁止されていたために、ビッグサイトや事務局と交渉したり、かなり苦労したみたいですが、WiFi接続の端末は複数の公衆回線で帯域幅を確保しているし、UPnP接続に対する制限もないために、すんなり接続できたようです。 回線スピードも操作する上で特に問題もなく、2台接続して使用することができていました。
お隣さんが、南京の中学生たちでした。 無線ロボットか何か展示して、若い男女が楽しそうにしていました。 考えてみれば、50年前はこの国の無線業界も若い人たちであふれていたように思いますが、どうも最近は"おっさんとお爺さん"の同窓会の感があって、このような若い人たちの参加を見ると「
おい、日本!大丈夫か?」と思ってしまいます。
土曜日は台風の影響で朝方は雨がひどかった(昼前には回復)様ですが、日曜日は朝から「台風一過」の様な快晴!
左は、日曜朝展示会への出発にバス停から自宅のアンテナを眺めて、、、