ほぼ安定して使えるようになると、なんか気に入らないところが出てきて弄りたくなるのは悪い?性分です。 で、「トラップダイポールなのだから、先端の80m用のエレメントの長さを変えても30/40mには影響ないだろうし、それであれば80mだけOCFにして、80mの給電インピーダンスを上げることが出来るのでは?」と思いつき、早速EZNECでシミュレーションしてみました。 すると、確かに80m用のエレメントを動かしても30/40mには影響が無いようなので、80mのエレメントを1m/2m/3m/4mとずらしてみました。
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元のSWR |
結果、確かに給電インピーダンスが上がり、SWRが下がります。 また、80mの中心周波数も少し動いています。
4-5Mhzになんか鋭いディップが出るので、気色悪いですが、確かに80m帯のSWRを下げることは出来るようです。
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2mずらす |
そこで、「4mずらす」で、長いエレメントを調整して、中心周波数を合わせて、各バンドのSWRを細かく見てゆくことにしました。
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3mずらす |
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4mずらす |
80mのエレメントの長い方を切り詰めてゆき、9mと1.9mという設定で80mの中心周波数が期待するところに来たので、その時の各バンドのSWRを詳細に確認してみましたところ、実にピンポーン!状態。 これで、80mバンドでもSWRが1:2.0位のところで使えるようになりそうです。
確認のために、元のダイポールとの比較でパターンを見ると、絶対ゲインでは1.4dB程下がっていますが、打ち上げ角は65°から55°に少し低くなっています。 ゲインが30%下がって打ち上げ角が10°下がる、ってどっちが得? というより、SWRが下がることの方が大きい? うーん、ここいら良く分からん!
下のSWRのグラフから、80m帯では3.50~3.59MhzがSWR 1:3.0の範囲に収まることになり、また40mでは6.99~7.25MhzがSWR 1:3.0の範囲に収まることになりATUの守備範囲としてはかなり楽になると期待されます。
こうなれば、実験するしかない!というわけで天候の回復が期待できる金曜日にでも、、、、。
さー、大切な銅線のごみを最小にする実装方法を考えねば、、、。
行き当たりばったりで去年の今頃から30m、30/40m, 30/40/80mと継ぎ足し継ぎ足しでやってきましたが、最初から色々なシミュレーションをしてから、実装していれば、無駄は出なかったのでしょうけどねー。 計画性が無いというか、、、。
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OCFのパターン |
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元のダイポールのパターン |
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