10D2Wでトラップ用のCを作って頂いて、同軸Cが放電して使えなくなることは無くなったようですが、40mの使用できる帯域(SWR < 1:3.0)が70Khz位しかなく、何とかできないのだろうか?と色々思案していました。 また、同軸Cは放電するはずはないのに?とこちらも疑問。 で、トラップのQが高すぎるのでは?と当然思うわけですが、Qを下げるのには? 抵抗入れる? LC比を変える? と考えているうちに、LC比を変えたシミュレーションをしてみることにしました。
EZNECで左の様なデザインで7Mhz用のトラップだけ、共振周波数を6.5Mhzに固定して、いくつかのLC比率でバンド幅だけを比べてみました(その都度中心周波数が動きますが、ここでは無視)。

Cを150pfから、10pfまで動かして、LC比率を変えてみると

左のように、どうもLを大きくしてゆくと7Mhzのバンド幅が広がってゆくようです。現在130pF程度で70Khz幅ですので、凡その整合性はありそうです。
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10pf, 60μH |
これでゆけば、50pF/12μHの組み合わせで概ね7Mhzをカバーできそうです。 また、12μHであれば、作り直さなければなりませんが、今のコイルの仕様で13回巻き位で済みそうですので、実現可能かと思います。 また、アルミ線注文して、来週実験してみることにします。
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25pf,24μH |
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25pf, 24μH |
左は、夫々の7Mhz付近のSWRのシミュレーション。エレメント長を変えていないので、Cの容量を増やすと、7Mhz付近の共振周波数が下がってゆきます。
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50pf, 12μH |
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50pf 12μH |
また、右は3Mhz-11Mhzの夫々のSWR値。Lが増えると3.5Mhz帯の共振周波数が下がってゆきます。 全体が大幅に狂わない事の確認のために、
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100pf 6μH |
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100pf, 6μH |
都度確認しました。
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150pf 4μH |
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15opf, 4μH |
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