2019年2月10日日曜日

続 不具合)DX Engineering Current Balun

タワー昇降ユニットの製造メーカの方から、
FDC-88の前のモデルFDC-78でタワードライブの1.8M 3.8Mアンテナでしばしば同様の症状の報告がありまして、FDC-88では回路上でかなりの対策を施してありまして、FDC-78当時より格段に当該症状の報告は少なくなっておりましたが、それでも今までに3~4例の報告はありました。
対策としまして、RELAY-BOX側にスリーブコア(#43/8D用)数個通し、コントローラ側はコアが通せませんのでクランプコアを数個入れて解決に至ったという事例があります。
念のため、RELAY-BOX側のケーブルにスリーブコアを6ヶ程度入れて
おかれると良いと思います。
という連絡をいただいたので、早速手元にあったクランプコアを10個ほどリレーボックス側に入れてみましたが、効果なし!
シャック内でのケーブルの引き回しが気になっていたので、ローテーターのケーブルで、ついでにCMCを測ってみると、なんと3.5Mhz 90W位で0.75V!!  これだと、ローテーターの制御ケーブルから入ってきちゃうナ~。 ということで、丸めてあった余分な線を切り落として、クランプコアを20個程噛ましてみるとなんとか0.4V程度まで落とせました(W2DUのVoltage Balunの状態で)。 
こうなると単独犯ではなく複数犯の可能性?!
W2DUのBalunとDX EngiのBalunで、少しNoise Floorのレベルが違うような気がしたので、DX EngiのBalunを使いたい気持ちもあり、再度挑戦してみました。
 最初に「ほんとにNF違うのだろうか?」ということで、取り替えの間の20分位は大きくノイズレベルが違うことはないだろうとの期待で、比較してみると左のように、確かに2dB位は差がありそうです。
で、CMCの値ですが、右のように少し増えましたが、以前のように100mVレベルまで上がることはありませんでしたので、DX EngiのCurrent Balunで行けることが確認できました。 
因みに、この状態でRotator CableのCMCの値は下のようになりました。 (CMCの値はFlex6500でATUを噛ませてMaxPowerとしていますが、88W~97W程度で一定ではありませんので、目安程度にしかなりません。念のため
シャックが2階にあるので、諸々の制御ケーブル(Rotator, Remote Ant SW, Tower up/down)や、GNDの取り回し等の相互関係で、非常に複雑な動きをするみたいです。 どれか一つを犯人にはできないので、対策も「結果オーライ」的なものになってしまい、すっきりしませんが、取り敢えずは問題解決で、DX Engineering のBalunへの投資も無駄にはならなかったみたいです。

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