昨秋、何かの拍子でプリアンプを24dB以上にすると急に何も聞こえなくなる事に気が付いて、FlexRadio のHelpDeskに問い合わせましたが、修理のために送り返さなくてはダメだと言われ、DXシーズンも始まるので、「ま、<16dBで使っときゃいいか」とそのままにしていました。
最近、何かフロアノイズが低いのと、高い周波数でみんなが聞こえているのに自分が聞こえていないのが気になって、ちょっとプリアンプのゲインレベルを弄ってみたら、なんと0dB(プリアンプ無し)で、一番ノイズフロアレベルが高い! これって、プリアンプが壊れてる? 慌てて、ANT2で実験してみるとこちらは極めて正常! 何のことはない、ADU1の方のプリアンプが、壊れている! ADU1を諦めてADU2(ANT2)を使えば解決する!
昨日はFT4GLを28Mhz/24Mhzで追っかけていて、みんな聞こえているのに自分の所では聞こえていなかったので、指くわえてコンディションが開けるのを待っていましたが、コンディションの所為ではなく、自分の受信機がおかしかったことが分かり、また回避策も出来たので、これで、FT4GLや6mのDXに力を入れることが出来ます。
6600は受信部を二つ持っていて(ADU1/ADU2)ダイバーシティ受信などが出来るようになっているので、当面はADU2(ANT2)を使ってオペレーションして問題回避することにして、何か送り返さずに解決する方法(ADU1だけ送って貰って付け替えるとか)が無いかHelpDeskに問い合わせ中。
8400/8600の発売がアナウンスされ、 6700/6500/6600/6400も十年近く経っているので部品調達が出来ないものが出てきたみたいなので、そろそろ買い替え時かな? それにしても160円/$では70~80万円は覚悟しなければならないしな~、宝くじでも当たらないと無理。
ついでに、8400/8600はロジックのパワーが4倍ほどに増強されており、また、色々言われていたAdaptive Predstortionが組み込まれているらしい。 また、大分ロジックを弄って効率が上がっているみたいなので、ノイズブランカなどの性能も上がっているのかも、、、。 結局は6000シリーズのロジックパワーではAdaptive Predistortionは無理だったという事みたい。
Flex6600のプリアンプは-8/0/8/16/24/32dBと切り替えられ、16dBのプリアンプが2台直列に入っているものと推定されます。 下の数字は全部28091Khz DIGU6KhzBWでの値
ADU1でのプリアンプのゲインとフロアノイズ:(本来ノイズフロアは変化ないハズ)
24dBのプリアンプだと、信号が見えなくなる
16dBのプリアンプで、ノイズフロア-145dBm, Sメータ-118dBm
8dBのプリアンプでノイズフロア-140dBm,Sメータ-119dBm
プリアンプ0dBでノイズフロア-125dBm,Sメータ-89dBm
ADU2でのプリアンプのゲインとフロアノイズ:
プリアンプ0dBでノイズフロア-125dBm,Sメータ103dBm
プリアンプ8dBでノイズフロア-125dBm,Sメータ-103dBm
プリアンプ16dBでノイズフロア-125dBm,Sメータ-106dBm
プリアンプ24dBでノイズフロア-130dBm,Sメータ-108dBm
プリアンプ32dBでノイズフロア-130dBm,Sメータ107dBm