2024年9月14日土曜日

アンテナ切り替えの自動化

 タワー直下にAmeritronのRCS-8V (Remote coax switch)を置いて、一部のアンテナの切り替えをやっていましたが、最近FTIにお願いした工事で、全てのアンテナ(受信専用を除く)を、これに集約することが出来ました。 こうなると、バンド切り替えの度にRCS-8Vの選択スイッチを触らずに、送信周波数でアンテナ切り替えがしたくなります。

Ameritron RCS-8V schematic

FlexRadioのFLex6000シリーズではUSBコネクタが付いていて、外部装置との周波数の同期が可能となっており、SmartSDRのSettings/USB cableでこのUSBポートの簡単なプログラミングが出来るようになっています。

そうなれば、USB入力で8ポートのリレーが制御できる、USB制御 スイッチリレーモジュール Type-B USB リレーボードモジュールコントローラー リレーボードモジュールコントローラー 8チャンネル 12VDC 自動化ロボット用を使えば、簡単に送信周波数に同期させてアンテナを切り替えることが出来るはずです。


このボードにUSBケーブルを差し込んで、SmartSDRのSettingsで弄ってみると、確かにリレーが動作していますので、簡単に出来そう。

YM-150に収めた状態
早速タカチのYM-150と6Pの端子台を買ってきて、ジャンクボックスから、スイッチとLED、DCコネクタを引っ張り出してきて制作。 リレーモジュールも、RCS-8Vも12Vで動作している(14Vのようですが、12Vでも今まで問題ないので)ので、まとめて12V給電。

USB TypeBのコネクタ(四角い奴)の位置決めと6Pの端子台の穴あけ(8φでは微妙に端子が接触するが9φのドリルが無いし10φでは大き過ぎるので、8φで後は鑢掛けで広げる)は結構てこづりましたが、2~3時間で完成。

SmartSDR settings/USB cable画面
SmartSDRのSettings/USB Connecterを開いて、FTDIのSerial Numberから該当するものを選ぶ(FTDIのUSB-serial変換ICが使われてないとどうなるん?)。 で、下の画面が表示されるので、右上のCable TypeでBitを選べば、0~7のビットに応じた、制御画面が表示されるので、夫々のビット(リレーの番号)に応じた、動作をSource/Triggerでプログラムしてゆきます。 TriggerではBand/Frequency Rangeの二つが選択できるので、複数のバンドで使用するようなアンテナの場合にはFreq. rangeで周波数を指定(多分Mhz?で動いているのでMhz)
排他処理できないので、使わないチャネルはdisableにしておいた方が安全。

実に快適! おっと、オリジナルはロータリースイッチで切り替えているので、排他制御なんてありませんが、このコントローラーでは二つでも三つでも同時にON出来てしまいますので、SmartSDRのSettingsの所でのプログラムに注意が必要です。

USB CableのプログラミングにはCable TypeでBit/CAT/BCD/LDPAが選択できますので、リニアアンプの周波数同期には殆どどこのメーカの物にも対応できると思います。


簡単な暇つぶし工作のお話でした。


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