内田さんからの依頼は、試作と動作確認だったのですが、バラックのままでは、ジャンクボックスの肥しにしかならないので、筐体を作って収めてやろうと考えたら、元々が、CW decoder/keyerの為にデザインされた基板なので、単体のKeyerとして筐体に入れようとすると、micorUSBコネクタの位置がちょっと塩梅悪い(これだけケースの横から出ることになる)ので、FT234xでは塩梅が悪く、MCP2221Aと秋月の「USBmicroBコネクターパネル取付キット」の組み合わせに変更することにしました(基板はFT234XかCH340互換のMCP2221Aのどちらか一つを選択できるようになっている)。
あ、チョンボ! FT234xでないと、USB接続したソフトがWinKeyとして認識してくれないので、この選択はありませんね(MCP2221Aに置き換えて認識して貰えなかったので、気が付きましたーおバカさんでした)。
ただ、FT234xが基板直付けでmicroUSB Bコネクタが横から出ているので、秋月のmicroUSB Bコネクタのパネル取り付けキットを加工して、FT234xモジュールをパネルの方に取り付けて、ジャンパー線で基板と繋ぐようにしました。
1)FT234xをパネルに取り付けるように改造
秋月のmicorUSB Bパネル取り付けキットの基板から表面実装のmicorUSB Bコネクタを外す(左ー>右)
コネクタを外した基板を裏返して(表面実装用の配線面が見えない側に)FT234xモジュールを取り付ける。FT234xモジュールにジャンパーピンを立て、コネクタを外した基板の後部のジャンパーピン用穴(6p)の真ん中4pに半田付け。ジャンパーピンとコネクタの位置関係が同じなので、同じ位置になります。
その後、パネル取り付け用のL金具を半田付けして出来上がり。
FT234xモジュールのパネル取り付けキットを作ってくれると、こんな事しなくて済むんですけどね~。
2)で、筐体は? いろいろ探しても適当なものが見つからず、結局はアクリル板で自作することに、、、。
基板の大きさをベースに2tのアクリル板で筐体を作ってみました。105x75x50とちょっと大きめになってしまいましたが、基板を流用しているのでしかたないですね。 アクリル樹脂接着剤を最初は付属のスポイトで接着部に付けていましたが、これはダメですね。 ボチャッと大量に接着剤が流れて、周りが汚れてしまいます。 胡麻化すのに、クリアのアクリル板を紙やすりで削って、スモーク調にしました。小型のインジェクタでやってみたら、注射の時と同じで中の空気を押し出してやると、少量が注入量を細かく制御でき、接着部分に毛細管現象でうまく広がり綺麗に接着出来ました。
ジャンパーピンとジャンパーケーブルの大きさが結構寸法に影響を与えますね。 特にジャンパー線の折り曲げで最低1mmの余裕が必要でした。基板と背面の距離がちょっと足りなくて、4台制御できる仕様は、3台に変更。後は、シールドは全くなく、結構ジャンパー線が内部で引き回されているので、電磁波バンバンの環境では誤動作するかも、、、。